Haman Karn Blog

Haman Karn and Marsist Revolution: Dark Energy Beyond the Time

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Episode 16: ハマーン火星革命戦争の勃発 "The Outbreak of Haman Martian Revolutionary War"

  • それでもハマーン様の大衆的人気をラビアン政権が無視できなくなった92年の年末、ラビアンは私たちに話し合いを求めてきました。ハマーン様はこの協議で問題が解決できるとは考えていませんでしたが、火星主義革命とハマーン様の存在を世界にアピールするため、93年1月、ラビアン市長との協議に入ることを約束しました。


  • 16a
  • ところがハマーン様がラビアンと会談している最中に、エウーゴ・地球連邦・火星連邦軍の連合部隊アナハイム帝国軍 (Anaheim Imperial Force) )が火星本土のサンズ地下基地を小型核兵器 (mini-nukes) で爆撃し、サンズは壊滅的な打撃を受けてしまいました。しかも彼らは理由もなくハマーン様を逮捕監禁したのです。ラビアン自身はこのことを知らされていなかったようです。


  • ラビアンがハマーンを認知してしまっては困るという連中は多いので、状況的にハマーン様がすぐに殺されるであろうことは誰の目にも明らかでした。この時帝国艦隊を蹴散らしハマーン様を力づくで救出したのが、コーピスの部隊でした。ハマーン様は二度もゼインに助けられたことになります。ハマーン様はすぐにサイドM2で体制を立て直し、コーピスその他少数派グループとともに火星革命連合 (MRA: Martian Revolutionary Alliance) を結成し、火星圏に展開するアナハイム帝国軍に対する大規模な反撃を開始しました。


  • 私たちはすぐに報道関係のサーバーを制圧し、ハマーン様による『火星主義革命宣言 (Declaration of Marsist Revolution)』 を全火星圏に配信しました。以下は宣言の中の有名なくだりです。


  • 「地球を巣立ち宇宙に出た人類は、その広大なフロンティアに新しい生命圏を築こうとしている。新しい生命体は旧き束縛からの完全なる解放と、より高度な文明水準を求める。我々は重すぎる引力の中で朽ち果てつつある地球文明を宇宙のフロンティアに押しつけようとする抑圧者たちと闘うことを決意した。火星を欲望と欺瞞が支配する第二の地球にしてはならない。宇宙を帝国の俗物たちの植民地にしてはならない。人類は今、一万年に及ぶその文明的前史を終え、宇宙の真理と共に歩む知的生命体へと進化する刻を迎えたのだ。機は熟した。人類の解放と進歩を信じるニュータイプよ、今こそ立ち上がり我らが革命に参加せよ。」ハマーン様の演説画像


  • こうしてアナハイム帝国との全面戦争が始まりました。帝国側はこの戦いを「テロとの戦争」などと旧世界の用語でレッテルを張ってますが、火星圏の一般民衆は「ハマーン火星革命戦争 (Haman Martian Revolutionary War)」と呼んでいます。この闘いはすでに単なる独立戦争などではなく、システムと人間性を刷新する火星主義革命 (Marsist Revolution) に昇華しつつあります。


  • 93年は火星圏史上最も多くの血が流された一年でした。とりわけ火星本土ではMRAの部隊の多くは物量で勝る帝国軍により粉砕されてしまい、人類の未来を信じて立ち上がった勇気ある人々の多くが散っていきました。悲しいことです。地球オールドタイプはこういう時、すぐに報復だとわめき、敵だから戦争だからといって殺人を正当化し、味方の死者を英雄・英霊として祭りたがります。彼らにとって勝利とは相手を倒すことで、殺傷能力を高める技術こそ追求されるべきものでした。


  • ニュータイプはそんな愚劣なことはしません。私たち知的生命は広大な宇宙の中に偶然生まれた脆弱極まりない存在であり、殺し合っている余裕などないのです。死は悲しみを生むだけで、英霊とは権力者が戦争を続ける口実だということをニュータイプは知っています。ラムダが指導するMRAの技術・訓練では、敵味方かかわらず生命への被害をなくして兵器のみを破壊するために費やされています。MRAではたとえ敵兵であろうと殺傷した場合は殺人が問われますし、誤射による市民への被害も罪として裁かれます。ですから火星革命のために闘う人々は、そうした他者のリスクも引き受けるという強い心を一人一人が持つのです。


  • 私たちMRAは形式的に捕虜をサンズに引き渡しますが、サンズでは捕虜に市民同等の権利義務を与えます。何も過失がなければ即時無条件にて自国への帰還の権利を与えます。殺人罪などが一般裁判で確定すれば矯正プログラム履修義務が発生しますが、それは人間回復が目的であって、地球圏の軍隊・刑務所における虐待尋問・強制過密労働・強制窮乏などのような蛮行は行いません。アナハイム系企業上層部および一部の政治的・軍事的指導者に対するケースを除き、死刑・無期懲役刑はありません。ガードが緩いように思われるかもしれませんが、結果的には私たちにとっても得るものの方が大きいのです。事実この一年で捕虜になった者のうち半数以上がサンズ圏への永住を申請しましたし、世論も帝国側の情報操作の誤りに徐々に気づきはじめ、そのことが帝国軍の士気を低下させています。そして罪を犯した者は人間的ゆとりを回復し真実に目覚めることで、結果的に自らの犯した罪に対して本当の意味で苦しむことになります。


  • 16b
  • 帝国軍の圧倒的な武力にもかかわらず、火星本土の民衆パルチザンによるゲリラ戦 (partisan guerrilla war) は途絶えるどころかむしろ拡大していったのです。人々はニューホープ近郊のアナハイム主力工場を奇襲して兵器生産ラインを操業停止に追い込むとともに、帝国軍の立場で人命・人権軽視の偏向報道を続けるホッグスニュース (Hogs News) の通信施設を破壊しました。苛立った帝国軍は民家をしらみつぶしに強制捜査し、居住区への空爆を断続的におこなっています。帝国側は人々に憎しみを植え付けることで、自ら敵を再生産しているのです。


  • 宇宙では火星革命連合は帝国軍と互角の戦いをくりひろげてきました。ハマーン様のキュベレイが出ると、それまで不利であった戦況が一気に変化します。ハマーン様の波動が周りのMSの動きを支配することで、素人の部隊が帝国軍のエリート部隊と互角に張り合えるようになるのです。また刻を駈けるハマーン様のキュベレイは宇宙に突然出現・消滅するエネルギー体のごとく予測不能な動きをし、その凄まじいダークエナジーの放出により時空の歪みまで発生させて他のMSを圧倒するため、いつしか帝国軍パイロットの間で「刻の涙 (Tears of Time)」と呼ばれるようになりました。MRAのクルーたちの多くは畏敬と希望を込めて「ビッグバン (Big Bang)」と呼んでいます。


  • 16c
  • MRAで初期から使用されているMS(キュベレイ系、ガ・ゾウム系、ベガ系)は、ネオジオン旧ハマーン派内通者によりもたらされた設計情報をベースに、サンズが独自の設計思想に基づいて開発・改良したものです。MRAで専用キュベレイを駈るパイロットは、ハマーン様、ゼイン、そしてエマ・シーンです。新しいハマーン様専用キュベレイ(SAX-001D: ホワイト&ピンクパープル)は、ハマーン様の進化した能力を引き出せるよう、サンズで抜本的なシステムの組み換えをおこなった機体です。ゼイン用キュベレイ(SAX-001D-N: ネイビー&シアン)もハマーン専用機とほとんど同様の仕様です。この二機はダークエナジーにのみ依拠した完全スタンドアローンのMSで、物理燃料等は本人負傷などの非常時用としてのみ搭載されます。エマ機(SAX-001M-G: ガンメタル&シルバー)もベースは同じですが、ダークエナジーへの依存率が若干下げられている分、それを補う機能・装備が充実しています(補完装備については物理エネルギーの補給が必要となります)。ダークエナジー率を除く加速性能・強度・パワー・ファンネル数などの基本スペックはハマーン・ゼイン機と互角です。ハマーンギャルドのキュベレイMk-5もエマ機に近いスペックを実現した極めて優れた機体です。


  • MRAの連合本部は、ハマーン様(サンズ代表)、ラムダ(コーピス代表)、その他の少数派反体制グループ代表4名により構成され、スペースコロニー防衛にあたるMRA基幹部隊の総指揮はエマさん(コーピス)に一任されています。


  • 93年後半以降地球圏からの増援で帝国軍部隊が大幅に増強されたにもかかわらず、MRAは着実に勢力を拡大しつつあります。人類の希望はまだ失われていません。


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    1. 2006/04/11(火) 05:09:48 |
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