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Haman Karn and Marsist Revolution: Dark Energy Beyond the Time

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Episode 26: アナハイム帝国の支配に抗して "Stand Against the Rule of Anaheim Empire"

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  • アナハイム帝国においてニナが軍・政界の表舞台で活躍してきた人物だとすれば、ローラ・パッカード(Laura Packard 本名オーデヴィ)はその裏世界に通じた人物です。彼女は数年前、アナハイム公安部中央情報局 (ACIA: Anaheim Central Intelligence Agency) の秘密工作員としてコーピスに潜入しました。


  • ACIAは、反体制政治組織、消費者保護団体、労働組合、敵対的企業、批判的政治家・言論人・メディアなど、アナハイムの長期戦略にとって市場外リスクとなりうるあらゆるグループ・個人に対して、潜入捜査・脅迫・拉致・殺害・内部抗争誘発などをする目的で80年代初頭に発足しました。地球連邦政府やエウーゴ参謀本部と緊密な関係を築いています。


  • ACIAはアナハイムの巨大コングロマリットとしての有利な立場を利用して、大規模な諜報活動を行ってきました。とりわけ悪名高いのがバイオナノチップ (bio-nano-chip) です。「チップ」と呼ばれていますが実際には、人体内の微量な熱エネルギーを用いて神経系統に癒着するマイクロマシン (micro machine) の一種です。このバイオチップに常駐された人物は物理移動履歴が管理されるのみならず、聴覚・視覚等のデータが常時監視され、特定の条件(これはACIAの独断で決められる)に符合するデータは即座に外部(人工衛星・空軍哨戒機・警察署・公安機動隊特殊車両など)から傍受されることになるのです。今のところ脳神経を直接コントロールするような侵略型マイクロバイオマシンの存在は確認されていませんが、アナハイムの技術力をもってすればそれも時間の問題でしょう。


  • 26a
  • 地球文明は人間の解放ではなく支配を目的とする文明だということが、こうした科学の使われ方にはっきりと示されています。人間が人間を支配(家畜化)する地球文明がその支配を完成させる力をもつに至った時、人類は事象の地平面に達して二度と重力的束縛から脱することができなくなるでしょう。それは一つの生命圏の進化史上の死を意味します。私たちが革命を急がなければならない理由がここにあります。とにかく、このバイオチップから収集された情報を一括管理しているのがACIA、つまり人類史上最も強大な権力をもった組織体、アナハイム社なのです。


  • もともとアナハイムは科学的人事労務管理 (scientific labor-personnel management) のためとして社員・契約社員、政府を含む関連団体・取引先企業の従業員やその家族にまでバイオナノチップの体内埋め込みを契約上義務づけ、また消費者に対しては年間購買費の20%を毎年還元するリベートつきの消費者需要調査 (consumer demand research) と称して「自発的」にバイオナノチップを普及させてきました。しかし88年、アナハイム傘下のフードショップ(マクダニエル)の食品や関連会社製歯磨き粉・シャンプー・避妊具・製剤などにバイオチップが混入されていたというショッキングな事件が起こります(このバイオショックによる金融恐慌をきっかけに火星圏経済は構造不況に陥ります)。結局、原告となった人権保護団体が圧力に屈して和解してしまったことで真相は闇に葬られてしまいますが、その後アナハイム側もマイクロマシンの運用には慎重にならざるを得ませんでした。


  • ところがラビアン政権の登場で状況は一変します。ラビアン政権およびコロニー連合政府は91年、テロ対策特別措置法 (Anti-Terrorism Special Measures Law) を立法化し、バイオナノチップの接種(常駐化)を火星圏の全住民・移民・旅行客に義務づけたのです。この法律は時限立法として成立したにもかかわらず、無期限延長され現在でも施行されています。しかし40%以上の人々がチップ常駐化を拒否したため、ラビアン政権は火星革命戦争勃発による厳戒令下でバイオチップの空中散布という荒技に出たのです。


  • 多くのスペースコロニーでは対テロ特措法の制定をきっかけにアナハイムへの反対世論が一気に高まり、連邦に従属的な政治家たちが次々に公職追放されるまでに至り、自治連合政府は特措法の施行を事実上棚上げしました。ところが火星連邦は特措法施行は条約上の義務であるとして、コロニーへのバイオチップ注入を実力をもってしても行わせると宣言し、自治連への圧力を強めています。


  • 幸いコロニーへのチップ注入はこれまで私たちMRAが水際で阻止してきましたが、チップ生産能力のある火星本土では散布作業を防ぎ切れませんでした。MRAが火星本土で苦戦を強いられてきた要因の一つは、散在するバイオチップによって組織的な作戦遂行が困難になったことにあります。ノーマルスーツ着用や浄水装置、食品へのマイクロウェーブ照射などで一時しのぎは可能ですが、非常にコストがかかる上、メンバーの内一人でも感染してしまえばたちまち作戦計画が帝国軍に知られてしまうのです。当然私たちは医療用マイクロマシンを改造した免疫型バイオチップを試作しましたが、現在散布されているAEの新型チップは外部から常駐解除コードなしに攻撃を受けた場合、常駐している神経組織自体を巻き添えにする(つまり人体に重大な被害を及ぼす)ようプログラムされていることが判明し、抜本的対抗策をこれまで見いだせませんでした。


  • 他方で、ACIAはサンズやコーピスのような火星主義組織への工作活動に膨大な資金をつぎ込んできました。ローラの潜入は氷山の一角に過ぎません。ローラには組織の重要な情報を得るだけでなく内乱工作の任務が与えられていました。そのためゼインに接近してコーピス内での地位を確保しようとしました。しかし彼女のもたらした情報がコーピス幹部の暗殺と支援グループへの組織的脅迫に用いられ、そうとも知らずに真実を語り続けるゼインにローラは深い良心の呵責を覚えたのです。


  • 26b
  • もうひとつローラの立ち位置の変化に大きく影響した事件があります。彼女はアナハイム開発技術部に所属していた姉ルセット(写真)が83年不慮の事故によって死亡したと聞かされていたのですが、コーピス内のサーバーから連邦軍極秘文書(コーピスのハッカーが入手したもの)を発見し、そこで姉が地球連邦軍の将校により殺害された事実を知ることになります。しかしそこでさらなる疑惑が生じました。連邦軍はルセットの技術力を高く買っており、ルセット殺害は軍の方針とも矛盾していたのです。実は当時開発方針をめぐってルセットはニナと対立していました。技術力でもニナを凌いでいたルセットの死は、ニナにとって極めて好都合だったのです。ローラが逆にアナハイムへのスパイ活動を始めるのはそれを知ってからです。


  • つい先日、ローラはMRAへの潜入を名目にアナハイム帝国を離れ、私たちに協力を申し出てきました。今はまだ保護観察中ですが、アナハイム兵器開発極秘資料やバイオナノチップ常駐解除技術など、彼女のもたらした情報の重大さ・有益さからみて、本心からアナハイム帝国と闘う決意で来たと考えていいと思います。いずれ彼女はハマーンギャルドの一員、つまり私の同僚になってくれるでしょう。



  • 私たちはアナハイム帝国の支配を遅れた地球文明の末期形態だと考えてこれと闘っていますが、決して地球に住む一般の人々を敵視しているわけではありません。地球圏人民の大多数が未だオールドタイプであるのは、文明の問題、つまりはその支配システムが原因なのです。皆さんが自らの文明を革命する意志と能力を持つのであれば、そこにニュータイプの覚醒が始まるのです。すでに覚醒は一部で始まっています。例えば、カラバ (Karaba) のベルトーチカ・イルマ (Beltorchika Irma) は火星主義の未来に心を打たれ、地球革命を準備することを私たちに約束してくれました。


  • そして今ようやく、ハマーン様のダークエナジー技術を用いて地球連邦の通信傍受・規制網をくぐり抜けたこの通信によって、直接皆さんに真実を伝えることができました。人がハマーン様のように刻を越え真実と共に生きる本質的に生産的な生命体に進化する時、重力的システムもまたΛ化され真空的体系に進化しなければならないのです。


  • 私たちは今、希望を感じています。近い将来、地球圏でも私たち火星主義革命のめざす未来が受け入れられ、人々がハマーン様の愛に結合するため立ち上がるであろうという希望を。


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    1. 2006/04/11(火) 17:21:37 |
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