Haman Karn Blog

Haman Karn and Marsist Revolution: Dark Energy Beyond the Time

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Episode 28: ネオアクシズと人類の進化 "Neo-Axis and Human Evolution"

28a
  • 私たちは今、アクシズ (Axis)キュベレー族小惑星キベレ (65 Cybele, Cybele Group) そしてアモール族小惑星エロス (433 Eros, Amor Group) という3つのアステロイドを接合した新しい生命圏、ネオアクシズ (Neo-Axis) を建造しています。ネオアクシズの表層は、キベレの含有炭素とダークエナジー技術を用いて無重力下で生成される立方晶窒化炭素 (Cubic C3N4) や超硬度ダイヤモンド (Toughened Diamond) で覆われるため、外部からの物理攻撃をほぼ全く受けつけない空間となります(小惑星衝突にはワーム技術で対応します)。間もなく最初の居住民受け入れが開始されます。


  • もともとアクシズは、UC0080年から81年の間にアステロイドベルト(小惑星空域)のキュベレー族空域近くに逃亡してきたジオン残党が、それまで未発見であった最大直径約10kmの金属系小型アステロイドに生活圏(そして軍事要塞)を築いたものです。キベレは最大直径約240kmの大型低質量アステロイドで、同じキュベレー族出身、つまりアクシズの親戚です。美しくくびれた最大直径30kmのエロスは火星横断小惑星 (Mars-Crosser Asteroid、火星に近い軌道をとる) のひとつで、月や火星同様、宇宙世紀の初期からその所有権をめぐって愚かな紛争が繰り返されてきました。星は宇宙の創造物であって人間の私的所有物ではない、ということがオールドタイプには分からないのです。


  • ちなみにアクシズは、地球連邦のスミソニアン国際天文連合 (IAU: International Astronomical Union) による非民主的な名称承認プロセス (undemocratic process of naming) を経ないで命名された最初の小惑星です。私たちは権力者たちの自己顕示欲や地球文明的バイアスによって不本意な名称を受けた星を改名 (renaming) する投票作業を進めています。


  • アナハイムと火星連邦が91年に建造したエロスの軍事要塞ゲンジ (Genji) はMRAの脅威となっていました。しかしエロス奪還作戦の激しい戦闘の末、帝国軍はエロスを完全に放棄しました。帝国は現在、火星の衛星フォボス (Phobos)ダイモス (Deimos) そしてコロニーレーザー4門を従える大型移動要塞ルナ3 (Luna 3) を宇宙での拠点としていますが、ネオアクシズはそれに対峙するMRAの新たな拠点となります。


  • ところで地球の直径は12800km、月は直径3500kmで引力は地球の16.5%ですから、アステロイドの引力など人間の感覚ではほとんどゼロに等しいと言えます(1-0.05%程度)。こうした無重力(微重力)帯では人間のライフスタイルや都市の構造は大きく変化します。例えば人間の使える空間が拡大するため土地の所有は意味がなくり、交通・輸送に要するエネルギーは激減し、住宅や学校やスポーツなどあらゆる分野で全く新しい様式が産み出されます。


  • 人体も劇的な変化をとげてゆくでしょう。すでに足の主たる機能は歩行からジャンプに変わってきていますが、無重力環境に適応した人類は骨や筋肉の強度へのこだわりという原始的マスキュリニティ (primitive masculinity) を捨てるでしょう。例えば地球人が地球の5倍もある巨大惑星に行って生命体に出逢ったとします。そこには恐竜のように巨大でゴツゴツしたほとんど知能を持たない生き物がドテドテと地上か地中をはいずり回っているでしょう。それを見て、自分も筋トレして強くなろうなどと考える人はほとんどいないでしょう。自分はこんな星に生まれなくて良かったと大抵の人は思うはずです。それと同じことです。


  • その代わりに脳は飛躍的に発達します。生命史にとっての重力の意義は物質を一点に集中させることで生命と初歩的な知的生命を産んだ点にありますが、まさにその同じメカニズムによって知的生命の進化を阻害してもいます。猿ができないことを初期人類ができたように、重力から解放され進化した生命体はさらに大きなことを果たす潜在能力を手にします。


  • 進化した知的生命体は科学と思想の力で肉体的限界を突破します。初歩的生命は重力に支配されましたが、進歩的知的生命は重力を支配します。ですから重力圏に戻れなくなるなどという心配は無用です。すでに多くの人がサイボーグ化して重力変化 (gravitational differences) に対応しています。サイボーグ (cybernetic organism) の肉体が初期人類の肉体と異なる点は、その可変性・選択性にあります。肉体が常に固体・個体である必要もなくなります。技術と脳自体の発達により肉体的感覚やその恍惚も飛躍的に増大します。そして進化した生命体は、やがてダークエナジーとアステロイドの助けを借りて銀河に巣立ってゆくでしょう。


  • このように、月や火星といった低重力環境を最初のステップとし、無重力環境にも生命圏を広げる過程で、人類はハマーン様のように知的生命体としての潜在能力を開花させる条件を手に入れるのです。しかしこれはあくまで条件の変化であって、単に物理的に重力から逃れるだけで人類に進化が約束されるわけではありません。初期人類のように愚かな争いを繰り返すなら進化したことになりません。より大きな脳をもつ生命がより大きな過ちを犯す余地すらあります。地球文明というオールドタイプ用のシステム・人間性を引きずっている限り、ジオン公国がそうであったように人類は宇宙に出ても十分な進化を果たせないのです。地球の引力の惰性を引きずったジオン残党には、ハマーン様のようにシステムや生命の革新を目指す人間が少なすぎました。ここが私たちとジオン(シャア)の決定的な違いです。知的生命体としての進化には、低重力・無重力という環境要因の他に、文明を不断に革命していくニュータイプとしての能力が必要なのです。


  • ネオアクシズは今後MRAの拠点となりますが、その真の目的は軍事基地ではありません。ネオアクシズは火星主義革命によって引力の束縛から完全に解放された新たな人類が進化を遂げる場、そして今後宇宙に広がっていく無重力生命圏の出発点として、生命史の新機軸を打ち出すのです。


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    1. 2006/04/15(土) 00:49:50 |
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