Haman Karn Blog

Haman Karn and Marsist Revolution: Dark Energy Beyond the Time

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Episode 2: 火星開発史と火星圏人民のめざめ "History of Martian Development and People's Awakening"

HK02a
  • アメリカ合衆国航空宇宙局(NASA: National Aeronautics and Space Administration, U.S.A.)主導のプロジェクトとしてテラフォーミング (terraforming) が開始されてから数十年間、火星はまだ人の住める場所ではありませんでした。


  • 宇宙歴 (Universal Century) 0065年、最初の火星移住船「ニューホープ」が赤道付近、現在メリディアニ (Meridiani) 州がある台地に到着します。その多くは開発会社の関係者と火星での雇用機会を求めて月や地球圏コロニーの下層地区から渡ってきた労働者でした。


  • まもなく火星連邦 (MF: Mars Federation) が発足し、首都をニューホープ市 (City of New Hope) として形式的に独立しますが、実質的には旧米英日系の企業の管理下に置かれます。


  • 70年代末になるとアナハイム・エレクトロニクス社 (AE: Anaheim Electronics Inc.)が諸企業を吸収合併して、火星圏の支配を確立しました(火星圏 Greater Mars Sphere とは火星本土も近辺のスペースコロニー群 space colonies も含めた概念です)。その後火星圏経済は急速な成長を始めますが、同時に社会の歪みも増大してゆきます。


  • 火星連邦の憲法はすべての人の平等を唱っているにもかかわらず、実質的にはアナハイムの上層を占める旧アメリカ帝国系白人および旧米帝属国市民(主として英国白人・新日本帝国人)が政治経済を支配し、格差や差別が蔓延していました。これに対してUC0080年代には、旧い国民性・地球的人種民族区分の廃絶 (Abolition of nationality and Earthish race/ethnicity) を訴える人々が現れました。一般にネオ廃絶主義 (Neo-Abolitionism) と呼ばれるこの運動は、火星圏で支持を広げるとともに地球圏へも飛び火しました。


  • さらに火星の土地所有権をめぐる争いが、火星の人々の意識を少しずつ脱地球化していきました。かつて人類は宇宙や他の星での戦争を禁じた宇宙条約(Outer Space Treaty)を作り、争いの元となる星の土地領有をも禁止しようとしたことがありました。しかしルナエンパシー社のように勝手に月や火星の土地を販売して大規模な詐欺事件に発展するケースは後を絶ちませんでした。アナハイムは根拠のない火星の土地販売によって生じた過去の債権をすべて買い取り、その政治力で火星開拓への投資家・金融機関にその土地を分配する条約を改めて地球圏で整備しました。要するに詐欺を法制化して火星に地球圏の所有権(earthian property right)を持ち込んだのです。開拓事業に雇われて火星に住み着いた大多数の人々は、地球や月に住むこうした寄生地主への地代支払いに長年苦しめられてきました。火星の人類はアースノイドやルナリアンに搾取されている、という意識が生じるのは時間の問題でした。


  • HK02b
  • UC80年代後半になると人々の不満と反体制運動はさらに高まり、ついに火星主義 (Marsism) が登場しました。地球文明こそが諸悪の根源であることを明らかにし、その火星への移植を否定するという明確な目的と火星圏人類の自律性・先進性を示すことで、私たちに本当の希望を示してくれたのが火星主義なのです。


  • 分かりやすく言えば、私たちは第二の地球をつくっているのではなく、全く新しい生命圏・文化圏をつくっているのだと考えるようになったのです。地球圏で作られ持ち込まれたあらゆるシステムや法・慣習に、火星の私たちが従う理由はないのだと覚醒したのです。


  • ちなみに火星主義の思想的人的源流としては、火星圏で生まれたネオ廃絶主義の他にも、絶対平和主義を掲げて地球連邦・ジオン公国・その他すべての軍事組織に反対してきたユニバーサル・ピース・ムーブメント (UPM: Universal Peace Movement)、主に地球圏の戦災エリアのNGOが構成する非政府非同盟運動 (NG-NAM: Non-Governmental Non-Aligned Movement)、文化的マイノリティのための月の自由恋愛同盟 (MFLL: Moon Free Love League)、月面都市フォン・ブラウンに拠点をもつ緑の労働党 (GLPM: Green Labor Party of the Moon)、地球圏コロニーのサイド6とサイド7で勢力を伸ばした所有権・特許否定運動 (No-Possession No-Patent Movement)反アナハイム自営業連合 (AASEC: Anti-Anaheim Self-Employed Coalition)、月とコロニーの貧困地区の一部で始まったコミューン創造運動 (Create Communes)、そして旧世界のラディカリズムと新しいカウンターカルチャーが融合して生まれたネオアナキズム (Neo-Anarchism Movement) などがあります。

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    1. 2006/04/10(月) 23:01:58 |
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